シドニー・ルメット監督の映画「十二人の怒れる男」
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「十二人の怒れる男」の作品情報
◆基本情報


作品名 | 十二人の怒れる男(12 Angry Men) |
公開日 | 1959年8月 |
ジャンル | ドラマ ワンシチュエーション |
製作国 | アメリカ |
上映時間 | 95分 |
監督 | シドニー・ルメット |
脚本 | レジナルド・ローズ |
製作 | ヘンリー・フォンダ レジナルド・ローズ |
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◆映画賞・映画祭
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◆キャスト情報


キャラクター | キャスト |
---|---|
陪審員1番 | ノーマン・フェル |
陪審員2番 | ジョン・ビール |
陪審員3番 | フランチョット・トーン |
陪審員4番 | ウォルター・エイベル |
陪審員5番 | リー・フィリップス |
陪審員6番 | バート・バーンズ |
陪審員7番 | ポール・ハートマン |
陪審員8番 | ロバート・カミングス |
陪審員9番 | ジョセフ・スウィーニー |
陪審員10番 | エドワード・アーノルド |
陪審員11番 | ジョージ・ヴォスコヴェック |
陪審員12番 | ラーキン・フォード |
◆あらすじ
ニューヨークの裁判所。18歳の不良少年が実父殺害の容疑で裁かれようとしていた。12人の陪審員たちは評決の投票をするが、ただひとり陪審員8番だけが無罪を主張し、改めて審議が行なわれることに。それでなくても疲れきっていた11人は苛立つが、8番の説得によって次々と無罪に転じていく。はたして審議の行方は? レジナルド・ローズ脚本のテレビドラマを映画化。シドニー・ルメットがこの作品で映画初監督を飾った。
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「十二人の怒れる男」を観た感想は?
◆「十二人の怒れる男」はずばりこんな映画!
- リアルタイム経過なので自分もその場にいる気分で観られる映画
- 偏った見方は時に恐ろしい間違いを犯す可能性があることを実感させられる映画
- 何か特別なことが起こるわけでもないのに何故だか引き込まれる映画
◆みんなの感想



一室のみの舞台で、登場人物も変わらず、時間経過も変わらないままの映画だけどすごく面白い。劇的な展開もなく理屈を詰めて映画として面白くできていてすごいと思った。
Hideさんの感想・評価 にゃ!



情報を多方面から精査する議論や会議のお手本のような映画。
「個人的な偏見を排除するのはいつも難しい」
事実に対しても「こうあってほしい」「こうなければならない」というフィルターがどうしてもかかる。そのフィルターをどう外せていくことができるか。
そしてそのフィルターは「なんとなく」で作成されることが多い。
だから、多数意見に流される。
無罪が皆が傾いていく様子が若干怖いのも味になっている。
りとさんの感想・評価 にゃ!



父親を殺害したとされる少年容疑者の真偽について、激しく舌戦を繰り広げていく12人の陪審員を描いた密室劇。
人の生き死にを明確に左右させる陪審の重要性について痛感できました。
激論する前後での変化が大きく、彼らが出した結論と、脚本の秀逸さに改めて驚愕しました。
あおあかダディどんでん返しさんの感想・評価 にゃ!



展開が面白くてあっという間の90分でした!見てるだけでもまるで13人目として討論に参加してるように感じてくる!また見たい。
Kiyoさんの感想・評価 にゃ!
◆筆者の感想(4.0点/5.0点中)
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これ以下はネタバレを含みますので見たくない人はバック!
劇中の時間の経過が観ている側と同じだからか、まるで自分もその場にいるような気分で観ることのできる映画だった。ワタシはクーラーのついた涼しい部屋で観たけど思わず脇汗出てきそうになったもんね(笑)
ただひたすら一室で議論するだけの90分間なんだけど、こんなにもこの作品に引き込まれるのは
12人の陪審員それぞれキャラクターが特徴的で面白いから。
青年の命がかかっているというのに夜のナイターの方が気になる男がいたり、
偏見でしか物が見れない男がいたり、
個人的感情全開で話をする男がいたり...とにかく観ていて全く飽きない作りになっている。
ていうかみんな自由すぎるんだよな(笑)
話の途中でめちゃめちゃ席立つじゃんwちょっと落ち着けってなるw
初めは1人だった無罪側が、1人また1人と覆っていく様は観ていて爽快だった...!
少しずつ証人の発言の違和感や矛盾点が明らかになっていくので推理小説を読んでいるような楽しさもある。
初っ端から「スラムの人間は悪である」と決めつけて暴言を吐き散らかし、最終的に誰からも話を聞いてもらえなくなったおじさんがいた。
こいつを擁護する気はないけど、多分世の中こんな人間ばっかりだと思う。警察や弁護士、みんなそう。
"青年を犯人にした方が都合がいい"人たちがつくった流れに身を任せて余計なことは考えないようにした方がどう考えたって楽だしね。
だからこそ陪審員8番のように、「まず話し合おう」と言える行為は素晴らしいし、とても勇気のある一歩だったと思う。
早々真似出来るものでもないかもしれないけど、
表面的にしかものを見ずに本質的な部分から目を逸らす行為は、とんでもない間違いを犯してしまう可能性もあるということだけはしっかり頭に入れないといけないなと思った。
結局事件の真相は分からず終いで、実際のところ「無罪」が正義だったのかもよく分からないのがモヤつくところだけど...(逆にそこがいいのかもしれんけど)
自分自身もっと広い視野でものを見るようにしないと...!と思わせてくれる作品でした。
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